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久米 民和
Proceedings of National Seminar on Application of Electron Accelerators, p.56 - 61, 1994/08
食品及び生物資源の放射線処理について、電子線の高線量率・低透過性といった特徴を生かした具体例を紹介する。1)解凍がおこらない短時間に照射する必要のある冷凍肉の照射に適し、フランスSPI社では既に実用プラントが稼動している。2)生物活性物質の失活には1000kGyもの高線量を必要とすることがあり、特に低分子サイズの活性物質の照射に有効である。3)農林産廃棄物や汚泥等年間200万トンにものぼる大量の試料の殺菌を行う場合、高速で連続処理できる電子線照射が有利である。4)医療用具の滅菌を行う場合、プラスチック材料の劣化が問題となる。高線量率照射では酸化劣化が少ない状態での照射が可能である。5)ミカンの照射では、果肉を照射すると味がかわるため表面だけを照射しなければならない。0.30.5MeVの低エネルギー電子線を用いて透過力をコントロールすることにより、効果的な照射が行える。
佐藤 章一
JAERI-M 93-160, 189 Pages, 1993/09
電子線の利用に関するワークショップが、原研とタイ原子力庁、インドネシア原子力庁ならびに日本原子力産業会議の協力のもとに、バンコクで平成4年7月9日およびジャカルタで13日に開催された。本論文集はワークショップにおいて発表された13の論文を収録したものである。さらに開会の挨拶、閉会の辞等も併せて集録した。
伊藤 均
バイオ電磁工学とその応用, p.306 - 314, 1992/00
放射線の生物分野への応用は医療診断や治療ばかりでなく、医療用品の滅菌、食品照射、品種改良、害虫の不妊化などがある。ここでは線やX線、電子線を用いたバイオでの応用分野について解説する。また、食品照射技術については別章で解説する。放射線の生物分野での応用、1)生物への放射線の作用(ラジカルの作用、DNA修復、標的説、等)、2)放射線滅菌(エチレン・オキシドとの比較、放射線法の利点)、3)放射線滅菌による生物資源の有効利用(醗酵工業、農林産廃棄物、下水汚泥への応用)、4)害虫の不妊化(ミバエ等への応用)、5)放射線による品種改良(植物への応用)、6)その他(医療)、放射線の食品・薬品工業での応用、1)食品照射の応用分野、2)照射食品の健全性と実用化の動向、3)薬品工業での応用分野。